伝わる相手を想像することから、
デザインは始まる。
日本の宿は、丁寧に心を尽くして“おもてなし”をする文化があります。
でも海外では、「個人の自由」や「必要な分だけ選べる」ことが当たり前。
たとえば旅館のような手厚すぎるとも言えるサービスは、逆に気をつかわせてしまうこともあります。
この前提の違いは、ウェブサイトの見せ方にも表れます。
・日本:丁寧にすべて説明、詳細な情報+こだわりの羅列
・海外:余白やビジュアル中心、訪問者の解釈に任せる部分が多い
「伝えたい想い」ではなく、「相手が自然と受け取れるかどうか」を軸に構成を考えると、
グローバル視点での導線設計は大きく変わってきます。
ブランドの個性を、
言葉と見た目で伝える。
“英語に翻訳しておけばOK”と思っていませんか?
同じ言葉でも、文化により、伝わり方は全く異なります。
たとえば「温かみ」や「丁寧さ」は、日本語だと柔らかく表現できますが、
英語ではトーンを間違えると逆に距離を感じさせてしまうことも。
この「表現のニュアンス」を補ってくれるのが、ビジュアルです。
写真、フォント、余白、レイアウト。
言葉とビジュアルの“トーン”を揃えることで、印象は驚くほど変わります。